学校でもベストプリントが活躍しています。
支援学校教員をしています。
ある年、私は高校3年の担任に配属され、「卒業制作」の担当となりました。
3年間持ち上がりで受け持ってきた生徒たちとの最後の年、思い入れがとてもありました。
卒業制作を考えるにあたり、毎年「マグカップ」「かばん」など代り映えのしないものばかり・・・
正直、私が生徒なら使わないし、親でも「またか〜」となるなぁと思っていました。
それよりも、普段使いできて、目に入り、且つ実用的なものはなんだろうか?
そこに子供たちの3年間の思い出が詰められるものはなんだろうか?
生徒たち一人一人が自作できて「オリジナル」のものはできないだろうか?
文字の読み書きや手先が不器用でも、自分の意思で作れるものはないだろうか?
いろいろ考えた結果たどり着いたのが「ベストプリント」の「オリジナルカレンダー」の作成でした。
生徒たちには以下の条件だけを提示しました
・小学校1年生〜高校3年生の間の思い出の写真を選ぶ(1月〜12月)
写真フォルダや、アルバムをめくり、思い出に浸りながら作業することができました
なにより、意思表示が難しい子供たちも、自分の手で写真を選んで作ることができたのが最高でした。
注文するにあたり、メールでやり取りをしていました
しかし、最終的には一人ひとり写真やデザインも異なっていたので、実際に店舗に足を運ばなくてはなりませんでした
残念ながら住んでいる県には店舗がなく、その点は苦労しましたが、実際に見本や作成過程を見て確認することができたので安心して進めることができました
選ぶ写真によってはぼやけたり、鮮明度が低くなったりすることもありましたが、その点についてもあらかじめ説明をしていただけ、ひとつひとつ丁寧に進めてくださったのがうれしかったです。
データは、USBに、生徒ごとに保存して渡しました。
支援学校という点で、個人情報などが心配だったので、事前に保護者の方には了承を得て、店員さんにも念を押させていただきました。
出来上がりは素晴らしいものでした。
卒業式当日、生徒たちは見せ合いっこしたり、保護者の方と一緒に「こんなことあったね!」とわいわいしている姿を見ると、カレンダーにして本当によかったと思いました。
あれから数年たちますが、いまだに、卒業生や保護者の方とお会いした時には「あのカレンダーまだ飾ってます」と言われます。